KINGSGLAIVE(キングスグレイブ) FF15 感想とか疑問点とか

 

ファイナルファンタジーシリーズ最新作「ファイナルファンタジーⅩⅤ」のもう1つの物語を描くフルCG映像作品『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』

先行して劇場公開された本作の感想および疑問点(こっちがメイン)など書いていきたいと思います。

 

*重度のネタバレが入る箇所には事前に警告を入れています

 

 

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キングスグレイブ 感想

 

予想以上に面白かった!

 

元々それほど興味は無く、ネットの評判が良かったから観に行ったクチなのですが、まさかあんなに面白いとは思いませんでした。

 

・実写と見間違うほど綺麗なCG

「あと何年かしたら俳優は要らなくなるのでは?」と誇張抜きで思ってしまいました。

技術の進化は凄いですね(おっさん的感想)。

 

・スピード感と迫力に溢れた戦闘演出

剣と魔法、そしてFF15でも使用可能なシフト(武器を投げた先に瞬間移動する)を駆使した高速戦闘が非常に爽快。

また、ファイナルファンタジーお馴染みの巨大モンスターたちも登場して圧倒的な強さを見せてくれます。

スピード感あり過ぎて「ん?今何がどうなったの??」なんて場面もありましたが(笑)

 

・シンプルで入り込みやすいシナリオ

帝国の思惑、レギスやルーナの考え、王の剣(移民たち)の迷いと決断、ニックスは何のために戦うのか…

物語の主軸(帝国との和平交渉→決裂)はシンプルで判り易く、けれど個性あるキャラたちがそれを浅いものにはしていません。

FFといえば「ルシとかコクーンとかパージ」など意味不明な単語が並ぶ難解なシナリオを想像される人も居るかもしれませんが、本作は事前知識なしでも楽しめる判り易い内容だと思いました。

 

褒めるだけってのもアレなので、良くなかったところも書いておきます。

 

・ヒロインの声が棒すぎる

ちょっと下手くらいなら我慢もしますが、流石に酷過ぎます。

シリアスな場面でルーナが喋ると「雰囲気台無しだから黙ってて」と思ってしまうレベル。

声優に芸能人を起用するのはいい加減止めるべき。(とはいえ、ニックス役の綾野 剛さんは悪くなかったと思います)

 

・あまり描かれない街の人々

物語後半、戦闘が苛烈になるにつれ街が大規模に破壊され、ビルや道路が次々とぶっ壊されていきます。

が、逃げ惑ったり避難する住民の姿は殆ど描かれません。

ビル街、高速道路…ニックスが行く先には不自然なくらい人影がありません。

避難済みとするには早過ぎる気がしますし、この辺はちょっと手抜きっぽい感じがします。

そのぶん主要キャラたちだけに集中して観れるため必ずしも悪いことでは無いのですが、少し気になってしまいました。

 

 

気になった点

ここからネタバレ含みます

 

キングスグレイブのよく判らなかったところとか、ゲームとの繋がりとか、思ったことをバンバン書いていきます。

FF15の情報収集はあまり行ってないので、ちょっと的外れな意見もあるかもしれませんがご了承ください。(コメントで指摘とかくれると嬉しいです)

 

・王子に指輪を引き継ぐという選択肢は無かったの?

そういうこと言い出したら物語が始まらない気もしますが(^_^;)

レギスは年老いて魔力が低下し、第一魔法障壁(たぶん巨人のこと)を発動出来ない状態でした。

それならさっさと息子のノクティスに指輪を託せばいいのではないか、と思うわけです。

ノクティスを安全のために国から遠ざけたとしても、指輪が奪われたら終わりなわけですし。

それでも逃がすってことは、もしかしたらノクティスには指輪を継ぐ以上の役割があるのかも?

 

・指輪の秘密は?

単に魔法が使えるだけとか、国を護るための力だとか、そういうレベルの代物では無いっぽいですね。

そもそも歴代の王の意思は国を護るという目的のために(積極的には)力を貸してくれませんでしたし。

レギスやルーナが言うには、世界の未来が掛かっているらしいですが…

 

・ルーナの思惑

目的のためなら命すら惜しくない、って感じに腹を括ってるヒロインのルーナ。

精神的な弱さを殆ど見せませんでしたが、どういった経緯でこんな心境になったのかは不明です。

この辺はFF15で明らかになるのでしょうが…

『神凪の巫女』という設定も何か関係しているのかもしれませんね。

そういえば、『神凪の巫女』というのはFF15の世界的に結構重要なポジションのようですが、キングスグレイブでルーナを追う帝国兵たちはルーナの生存を考慮していないように見えます。

帝国的には必要なのは指輪だけでルーナ自体はどうでもいい?

 

・ノクティスはどの程度国の実情を把握しているのか

ラストはノクティスたちの呑気な旅の様子で終わるのですが、彼は国がどういった状況にあるのか理解出来ているのでしょうか?

和平を疑わない程度にしか現状を把握出来ていないのか、それとも単に楽天家なだけなのか。

どちらにせよ、FF15ではノクティスの精神的な成長に期待したいですね。

現状ではルーナが精神的に強すぎて、つり合いが取れていない感じがするので。

 

・隊長関連

隊長の変身は、魔法でなければ何の力なんだろう?

あれが帝国の技術っていうなら、魔法以上に何でもアリじゃないか・・・

それと、高速道路で隊長が援護してくれた理由が判らない。その後、どうせ襲ってくるのに(´・ω・`)別人らしい?

そもそも隊長が裏切り者ならデブの裏切りって必要あったのだろうか?

デブが意気揚々と流した情報なんて隊長は全部知ってるだろうし。レジスタンスの価値とは?

 

・前日譚ではない?

観る前も観た後も「これはFF15の前日譚なんだ」と思い込んでいたのですが、公式サイトの説明には『FINAL FANTASY ⅩⅤと同じ世界、時間、キャラクターで描く、もう一つの物語』とあります。

おまけに、今週のジャンプに掲載されている情報では登場人物としてルーナの兄が紹介されているんですよね。キングスグレイブではあっさり死んじゃったのに(´・ω・`)

でも、FF15公式サイトのSTORYを見る限り、キングスグレイブがFF15の前日譚であることは間違いなさそうだし…

うーん?もしかしてルーナの兄は実は生きてたってことなのか?

 

 

こうやって書き出してみると、ちゃんと理解できてないところが多いですね(汗)

時間に余裕があればもう1回くらい観に行きたいです。

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