【ドラゴンボールZカカロット】クリア後レビュー 原作再現に不満はあるけど良ゲー

人気アニメ「ドラゴンボールZ」を題材にしたアクションRPGゲーム『ドラゴンボールZ KAKAROT』(PS4)。

ストーリークリアまでプレイしたので、感想を書いていこうと思います。

ネタバレには一切配慮していないのでご注意下さい(´・ω・`)今更ネタバレもクソもないだろうけど

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ドラゴンボールZカカロット レビュー

フィールド探索

本作がオープンワールドゲームでないことは発売前から分かっていたことですが、それでも想定していたよりエリアが細かく分かれているなと感じました。

かといって1つ1つのエリアが狭すぎるという訳ではありません。問題はエリア間を移動する際に長めのロードが入る点です。

サブクエストによっては何度もエリア間の移動を強いられる場面があり、小さくないストレス要因となっています。

*ロード時間は少し前のアップデートで改善されましたが、それでもまだ長いと感じます

【ドラゴンボールZカカロット】アプデでエリア移動時のロード時間が短縮!
好評発売中のPS4用ゲームソフト『ドラゴンボールZ KAKAROT(カカロット)』。 本日実施されたアップデート(バージョン1.04)にて、ワールドマップからエリア移動する際のロード時間が長いという問題が改善されました。 不具合の修正も多い

 

また、操作性の悪さも気になりました。特に舞空術。

通常だと遅すぎるし、逆にブースト飛翔は速すぎます。中間の速度を用意して欲しい。

上下移動の操作方法がフィールド探索時とバトル時で異なることも、操作に慣れるまでは混乱の元でした(´・ω・`)

他にも、

・マップ上のアイコンが小さくて見難い
・雑魚敵のエンカウントが多すぎてウザい

などストレスを感じる場面は多いですね。

 

まぁドラゴンボールワールドを飛び回るのは純粋に楽しいし、ファンであれば「お、あのキャラが居るぞ!」的な楽しみもあります。

ただ、やれることは本当に少ないです( ̄ω ̄;)

バトル以外だと素材(食材)集めとドラゴンボール集めくらいで、どっちも面倒くさいだけ。(特に釣り)

(一応、ドラゴンボール集めはやり込み要素なのでクリアするだけならやる必要はありません)

 

バトル

購入前は一番の不安要素でしたが、これはなかなかに面白かったですね

ボスは攻撃方法が多彩で、既存のドラゴンボールゲームよりも必殺技の特徴が強くゲームに反映されていると感じました。

多彩な攻撃をどう捌くかという面白さがあり、また必殺技によってはアングルが大胆に変わったりと、ゲーム的にも演出的にも楽しいです(^ω^)

その反面、雑魚敵はエンカウントが多いうえに種類が少ないため単調で面白くありません。

 

難易度に関してはボス戦は結構手強いものの、少しくらいアクションゲームが下手でも回復アイテムでゴリ押しすれば何とかなるレベルなのではないかと。

必殺技の選択中はスローになるなど、RPG寄りのシステムもあって見た目の印象より窓口は広いと思います。

ただ、操作に慣れるまでは一苦労でした(-_-;)

ボタンをフルに使うため、ゲーム慣れしていない人は苦労するかもしれません。キーコンフィグが無い点も不親切ですね。

それとさっきも書きましたが、上下移動の操作方法が

フィールド → R1で上昇、R2で下降
バトル → R2+スティックで上昇下降

と異なっていることがさらに混乱を生みます(;´Д`)

 

原作再現

私はネット上の評判を見てからソフトを購入しましたが、そこでは「原作再現度が高い!」「最高の原作再現!」みたいに言っている人がたくさん居ました。

敢えて言います。

そいつらはただのニワカです。

もちろん各々の感想は自由だと思いますが、私としては「それ本気で言ってんの?」という感じ。

まぁ既存のドラゴンボールゲームに比べて原作再現を頑張っている…くらいなら納得します。

でも、原作再現度が高いは流石に言い過ぎですよ(´・ω・`)

 

1.なぜそこを端折るのか、というシーンが多い

端折られているシーンが多いのは仕方ないと思います。

クリリンの見せ場である「修行の成果を見せてやる…!」どころか気円斬すらカット(気円斬だけにw)されていたのはかなりモヤモヤしましたが、まぁ我慢出来ました。

でも魔閃光なしはオカシイでしょ?

ピッコロが死んでも悟飯は悲しそうな顔をしてるだけで、ナッパが踏みつけようとしたところで悟空登場という流れ。何故そうなる。

 

2.削りすぎで熱くなれないシーンが多い

上手く説明できないので、例を挙げて説明します。

「悟空がナッパ戦で初めて界王拳を使用するシーン」はアニメ版では以下のような流れでした。

ナッパが悟飯たちを狙っていることに気付く悟空
⇒「しまった!」(悟空)
⇒必死に追いかけるが…
⇒「駄目だ、間に合わねぇ!」(悟空)
⇒「うわぁぁぁ(´;ω;`)」(悟飯&クリリン)
⇒ナッパ攻撃動作に入る
⇒「界王拳ー!」(悟空)

これがドラゴンボールZカカロットの場合は、

ナッパが悟飯たちを狙っていることに気付く悟空
⇒「しまった!界王拳ー!」(悟空)

こうなるのです。(伝わってくれ)

ハッキリ言いますが、いくら名シーンでもここまで端折られたら熱くなれませんよ(´・ω・`)

完全に端折るシーンが出てくるのはボリューム的に仕方ないと思うけど、そのぶん大事なシーンはしっかり描いてくれないと。

 

3.謎の改変

・ベジータの目の前で元気玉を作り始める悟空(当然掴まるw)
・元気玉を放つ直前にヤジロベーが叫ばない

これは一例です。

ちょっとくらい改変してもいいけど、どうにもセンスが無いのよね。

 

上記のように原作再現度に関しては不満が残ります。

ただ、サブクエストによる原作補完は新鮮で面白いです(・∀・ )

原作では途中から行方不明状態になったランチさんが出てきたりね。

ただ原作補完とは言いましたが(煩いことを言ってしまえば)原作と矛盾する展開も多いので、原作至上主義者には向かないかもしれません。

あくまでパラレルとして楽しむ心が必要です(^_^)

 

【追記】

上記のように「原作再現」に関してボロクソに書いたわけですが、よくよく考えてみると再現のボリュームは凄かったし、アニメと同じようなテンポをゲームでやったらクドイだけかなと思い直しました。どう考えても言い過ぎた。

とはいえ、「セル戦での悟飯の驕りが消されている」「ブウ編で天津飯が出ない」など原作ファンとしては気になるシーンも多く、やっぱり思い直しても「魔閃光無し」はオカシイと思うので、不満は少なからずあります。

 

育成要素

育成要素は「レベル」「食事」「コミュニティボード」「スキルツリー」など。

クリアするだけなら育成のために寄り道を強いられることは少ないですね。食事による恒常的なステータス上昇は誤差だし、レベル上げ作業も必要ありません。

個人的には楽で良いと思います。

 

「コミュニティボード」は収集要素としては面白いけど、アイテムでレベルを上げるのは普通に面倒かな。成長要素は要らなかったと思う。

あと、ボーナスが成立するたびに会話が発生するのがウザすぎます(配置を変更するたびに同じ会話を聞かされるので)。せめてスキップさせて欲しいところ。

 

ドラゴンボールZカカロット レビュー総括

ファン故に色々と厳しいことも書きましたが、なかなか楽しませてもらいました。

普通に良ゲーなので、気になっている人は手に取ってみて欲しいですね。(流石にドラゴンボールファン以外には勧めませんが)

 

少し気になったのは、高齢の声優さんがかなり厳しいことになっている点です。

今更と言われるかもしれませんが、青年悟飯とかベジータは本当に酷いですよ。もう無視できないレベルです。

まぁ本作は懐古作品なのでそれでも良いのかもしれませんが、今後は声優変更を視野に入れるべきでしょう。

いきなり全替えすると抵抗感が大きいと思うので、まずは悟飯や悟天から変えていって欲しいですね(´・ω・`)

 

タイトルとURLをコピーしました