今回は「ストーリーモード」に関するレビューとなっています。
アクション部分やアーケードモードに関しては以下の記事でレビューしています。

一応、ネタバレ無しのつもりです。ネタバレありのシナリオ感想はまた後日記事にする予定。
それと、私はパチンコの戦国乙女2・3だけプレイ済みなので、その視点での評価となります。
戦国乙女 ~LEGEND BATTLE~ ストーリーモードの評価
・新規の方でも楽しめる大ボリュームなシナリオ
本作のシナリオは、スロットやパチンコで公開されていた断片的なシナリオを追加・補強したような内容になっています。
戦国乙女の物語の序章にあたる京都編(スロ版?)から、時系列的に一番新しい駿河編(戦国乙女3)、さらにはまだ公開されていなかったその先の話まで入っているという大ボリューム。シナリオの内容自体もなかなか良かったと思います。
ただ、原作の話全てを網羅しているわけではないため、省略されている部分に関係した言葉(封印の塔、榛名、卑弥呼、オウガイなど)が出てくるシーンでは新規の方は戸惑うかも。とはいえ、そのせいでシナリオが理解出来ないという程ではないです。
出来れば「用語集」くらい欲しかったかな。
・キャラクターの魅力が深く掘り下げられた
シナリオを通して、パチ版では掴みきれなかった乙女たちの個性や考え方がよく判りました。ノブナガの口は悪いけどどこか優しいところや、イエヤスのヨシモトに頼りきって自分の力に自信が持てないところなど、各キャラの意外な一面を知ることが出来て面白かったですね。このゲームによってキャラクターの魅力がかなり深まったと思います。
ヒデヨシやマサムネの過去・ケンシンの役割など、「少しは触れたほうが良いのでは?」と思う点もありますが・・・(オウガイ出てこないし、別に良いのかな)。
プレイアブルキャラに関してはどのキャラも少なからず見せ場があって良かったと思います。それ以外でもミツヒデ、モトチカあたりは思ったより出番がありましたね。オウガイ組では唯一コタロウくんに出番あり。
・本作からの新キャラも非常に魅力的
個人的にはリキュウさんがお気に入り。
ぽっと出の新キャラとは思えないくらいカシン・イエヤス関連のシナリオに深く関わってきます。ダジャレ好きで、会話中にちょこちょこ挟んでくるのが笑える(ダジャレ自体は笑えない)。
ヒデアキは今後(戦国乙女4?)の展開で重要なキャラになりそうな予感。
トシイエは・・・まぁ、居ても居なくてもどっちでも良かったかな(え
・肝心のボス戦が大体ムービーで終わる
シナリオ中に中ボス・大ボスっぽい敵キャラが複数登場しますが、何れもムービー1つであっさり倒されてしまいます(カシン除く)。
まぁ、シンゲンやケンシンを削ったくらいなので、ボス用のキャラなんて用意する余裕が無かったのかもしれませんが、、、流石にちょっと寂しいですね。
一番酷かったのが、
『真の敵が正体を現した!こちらは満身創痍の状態・・・大ピンチのまま次章へ!』
⇒私「うぉぉぉ、先が気になり過ぎる!よし、次の章へ(ポチっ)」
⇒次章冒頭ムービー内のモノローグ「○○を倒した」
流石に笑うわ(#^ω^)
・美麗ムービーが多数
結構頻繁に挿入されます。パチやスロからの流用だけでなく、新規もあり。
一部、流用故に前後の繋ぎに違和感があるムービーあり。
・引き分け前提、負け前提バトルが多い
シナリオの都合上でそういうバトルがあることは仕方ないと思いますが、ちょっと多すぎます。時間制限があるバトルは「あ、引き分け前提だな」と判ってしまうので、その時点でやる気がなくなることも。
頑張って勝利してもその後の展開や台詞が変わらないのも残念。
・お金が貯まらなすぎる
アーケードモード同様です。酷過ぎ。